Paso 7: 無線LEDの点灯
ジュール・シーフは、単三電池1本でLEDを点灯できるシンプルで巧妙な仕組みです。 これに受信用のコイルを追加すれば、LEDを無線で点灯できます。 ここでは、透明もしくは半透明のプラスチック球に無線で点灯するLEDを格納して、これを浮遊、回転させます。
無線でLEDを点灯するための材料は、ステップ2の【無線光球】の下に記載しています。 本ステップ冒頭の配線図を見ながらこれらの部品を組み立てると、LEDを無線で点灯できます。 なお、ここでは、送信用と受信用のコイルをそれぞれ用意する必要があります。 これらの作り方はステップ9を参照してください。
最初は、無線で光るLEDを一つ取り付けるところからスタートします。 この時重要なのは、良質な電源の確保です。 Arduinoの動作電源の電圧が低い (USBによる5V給電等) 、もしくはジュール・シーフ (送信側) の電源を浮揚系と共有するケースでは、浮遊が不安定になる傾向があります。 安定した浮遊を維持するには、Arduinoに十分な電圧(9~12V) を供給するとともに、浮揚系とジュール・シーフにそれぞれ独立した電源を手当てした方が良いと思います。
を近付けると、浮遊が不安定になり落下します。 なお、浮揚系の磁気センサの出力ラインに、ジュール・シーフの部品 (特に送信用コイル) このため、ジュール・シーフの部品は、この出力ラインやArduinoからできるだけ離して配置します。 またGNDの共有も避けた方が良いと思います。 さらに慎重を期す場合、コイル以外のジュール・シーフの部品は、鉄製の容器に格納してください (次のステップの3つめの写真参照).
以上の作業により、電池が入っていないプラスチック球が、浮いて回って光ります。 ただ、LEDが1つだと少し寂しいかもしれません。 下のVIDEO (7) の冒頭では、白と赤の2色のLEDを並列につないで彩りを演出しています (上の2つ目の回路図参照).
VIDEO(7): 浮遊球体の回転と発光