Paso 8: 追加LEDの点滅
前ステップのVIDEO (7) では、浮遊球体の中の白と赤のLEDが無線で点灯しています。 これら2つのLEDは、1つの受信用コイルに並列に接続されています。 ただし明るさを維持するために、極性は逆向きにセットしています (前ステップの2つ目の回路図参照).
しかし実際には、LEDを追加すると、最初のLEDの輝度はかなり低下します。 そこで、各LEDに対して、それぞれ専用の受信コイルを作って接続します。 これらの受信コイルを積み重ねて、浮遊球体の底部に取り付けると、輝度の低下がかなり抑えられることが分かります。 ちなみに、前ステップの3つ目の写真は、受信コイルをLED毎に手当てして撮影したものです。
このように、無線ジュール・シーフの受信コイルを複数用意すれば、複数のLEDを無線で点灯でき、輝度の低下もかなり抑えられます。 そこでさらに送信側に新たなコイルを追加すると、常時点灯のLEDと別に、点滅を繰り返すLEDを同時に演出できます。
そのためには、上の配線図を見て新たな送信用コイルを追加します (作り方はステップ9参照). 次に、球体の底部に積み重ねていた受信用コイルを離して、球体の底部とその近傍に重ねずに配置します (上の2つめの写真参照). そこで改めてこの球体を浮かせて回すと、底部に取り付けた受信コイルに繋がるLEDは常時点灯し、その傍に取り付けた受信コイルに繋がるLEDは定期的に点滅を繰り返します。
なお、上の回路図の無線ジュール・シーフで用いるコイルの作り方と設置方法は、浮揚系の電磁石の作り方と併せて、次のステップ9で解説しています。
VIDEO(8): 浮遊球体の回転、発光、点滅